我が心が丸くなれば 周辺の人々が全て丸くなる


 この言葉は、1995年頃に“ブレインクラブの皆様へ”と題し
て、政木先生に色紙に書いていただいたものです。当時先生
は、「人間のストレスが地球上を覆っているので、一人でも多く
の人がなごやかな人間性になるようにお話ししているのです
よ」と、おっしゃっておられました。名古屋では数多くの講演会
を開催させていただき、政木先生に直接お会いになった参加
者の多くの方は、先生のやさしさに深い感銘を受けられたこと
と思います。特に、女性の方が敏感に感じられたようで、「政木
先生にお会いしただけで、自分もやさしくなれたみたいです」と
か、「心がとてもやすらかになりました」といった感想をよく耳に
しました。

 政木先生が意図されたのは、「自分の心が丸くなれば、周り
にも良い影響を与えて、その結果、全ての人々の心も丸くな
る」 という意味だと思われます。少しニュアンスは異なります
が、この言葉を念頭に置きながら、最近の自分の生活を振り
返ってみると、自分の心が感謝の心になっていると、周辺の
人々のすべてが感謝の対象となり、自分の心が思いの心(我
の心)になっていると、願望(こうあって欲しい)の対象になって
いるようです。まずは自分の心が丸く(感謝の心に)なっていな
いと、何も見えない、何も始まらない、ということに気づかせて
いただいております。
 
 昨年までは、何かと腹の立つこともあったので
すが、今年はまだ一度も腹の立ったことがありま
せん。昨年2月に、ありがとうおじさんは生涯一度
も腹を立てたことがない、という話を聞いてとても
信じられなかったのですが、今では、腹が立たな
い方が当たり前になりました。政木先生は著書の
中で、「人間は生まれてくる時に必要なものは全て与えられて
いる。それ以上のものを望むから不満が出る」と書いておられ
ます。まさに、目先の欲望を捨てて、いま与えられているもの
に感謝できれば、心も丸くなって、周りにも良い影響が与えら
れるものと思われます。


<追記>

 先生がお元気な頃、岡山の研究室にお電話すると、「はい、
政木です」と、いつもやさしい声が響いてとても心がなごんだこ
とを覚えています。反対に、先生の講演会が終了して事務所
で後片付けをしている時に電話のベルが鳴って、「こんな忙し
い時に・・・」と思いながら、「はい、能力開発です」と、低い声で
受話器を取った時、瞬間的に“政木先生からだ”と判ったので
すが、当方のマイナスな思いの入った一言で先生は声を詰ま
らせて言葉が出ず、奥様に代弁していただいたというとても苦
い体験があります。

 日頃から、マイナスの飛び交う会話の中では、こちらにマイ
ナスの思いがあっても相手のマイナスの思いにはじき飛ばさ
れて、お互いに傷つくことは少ないのですが、政木先生のよう
に澄みきった心にマイナスが入ると大きな衝撃になる、という
ことを身をもって教えていただきました。「一言よく人を生かし、
一言よく人を殺す」との例えのように、プラスの思いの一言は
相手に対する“癒し”となり、マイナスの思いの一言は“毒”とな
るようです。

 毎日、新聞やテレビからは殺人などの悲惨なニュースが流
れてきますが、その都度ニュースの内容に波長を合わせて
“可哀想に”とか、“非道いことをする”などと批判していると、そ
のマイナスの思いが地球を駆けめぐって、無意識のうちに“争
いの渦”に巻き込まれてしまう結果となります。この世の中で
起 きることはすべて必然であり、その人にとって必要だから起
き ている、と受け止めて、すべてのことを“肯定的に受け容れ
る” ことができれば、マイナスの思いを
出さずにすみます。冒頭の教えはもっと
積極的に、自分の心を丸く(プラスの思
いで満たす)すれば、やがてはすべての
人々の心も丸くなる、ということですので、
決してマイナスの波長に合わせることな
く、いつも楽しく、ほがらかに、にこやか
に生活することが肝要かと思われます。
(2006年8月記)


<著書より部分的抜粋>

 我々の周辺のあらゆる現象は、作用と反作用が必ず一対と
なっている。二つの物体が衝突すれば、衝突された物体に作
用が起こり、衝突した物体にも反作用が起こってはね返る。こ
の作用と反作用は一般の物体だけでなく、人間の精神面にも
同じように起きる。
 
 心の中でAさんはどうも虫が好かないという不満を抑えて、
顔にだけ笑みを浮かべてお上手を言っても、その心の作用は
当然Aさんの胸に伝わっていく。Aさんもこの人は何か気の合
わない人だと思いながら、うわべだけでお付き合いすることに
なる。これが反作用である。自分の心の中で、私ほど不幸な
者はいないと思い続けていると、皆そのような気持ちを持った
人が近づいてくる。自分ほど不幸な者はないと思い続けてい
る人の側へは、明るく朗らかな人は近寄れないものである。

 この世の中には反目し合っている人が多い。他人は仕方な
いとしても、自分だけは丸い人間になってみようではないか。
自分一人が円満な人間になる。ただそれだけで、世の中すべ
ての人が円満な人間になってしまうことになる。人は自分の心
の形を知るべきである。自分の心がわかれば、自分の意志に
よって自由に変えることができる。自分の性格が変わると、相
手の性格が変わったようにも見える。相手の人間性を変えよう
と思えば、まず自分の性格を変えることが早道である。・・・・・・
「奇跡の実現」より


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