病気とは気が病むことなり


 何年も前のことですが、真夏の暑い最中に講演会で名古屋
にお越しいただいた折りに、「先生、暑くないですか?」とお聞
きしたら、「ちっとも暑くないですよ、暑いと思ったら暑くなるか
ら、涼しい!と思っていれば涼しいもんですよ」とおっしゃいまし
た。また、講演会の後で、「お疲れではないですか?」とお聞き
すると「全然疲れてなんかいませんよ。疲れたと思うから疲れ
るんであって、疲れたことなんかまったくありません」とのことで
した。

 いま思い起こせば、先生は“心の中で思ったことは、すべて
その通りになる”ことを熟知しておられたからこそマイナス的な
発想はされなかったものと思われます。冒頭の「病気とは気が
病むことなり」は、本人が病気ではないかな? と心配している
と本当に病気になってしまいますよ、反対に、肉体的に少々具
合が悪くても、自分は健康だ、どこも悪くない、と思っていると
自己治癒力が働いて、本当に健康になりますよ、肉体が病気
になるのではなくて、心が病気を作っているのですよ、との意
味のようです。

 いつどんな時でも「私ほど幸せな者はない、ありがとうござい
ます」と感謝し続けることにより、病気とは無縁の幸せな日々を
過ごすことができるようです。目先の欲望を捨て、心おだやか
に、プラス発想で、天命を全うし、いよいよ最後の時がきたら大
木が倒れるが如く、この世を去りたいものですね。


<著書より部分的抜粋>

 病気とは、文字通り「気を病んでいる」ことである。私が大阪
大学医学部で神経の研究をしていた頃の話であるが、一人の
医学部教授の語った言葉を覚えている。「 五人の医者が同じ
ことを示していったら、その人は本当に病気になってしまうね 」
 例えば、健康であるが気の弱い人が、何か体の調子が少し
悪い気がするので、一人目の医者のところに来た。医者は頭
をかしげるだけで、「私にはよく分かりませんので、別の医者を
紹介します」という。二人目の医者は、ただ首をかしげるだけ
で、三人目の医者を紹介する。三人目、四人目も同じ態度を
示していけば、五人目の医者のところへ行ったときは、その人
は完全に病気になっているだろうというのだ。まさに“病は気か
ら”を現す典型的な話といえる。
 
 人間は怒ったり、強いストレスを感じると、脳からノルアドレナ
リンという物質が分泌される。一方で、いいなと思うとβエンド
ルフィンというホルモンが分泌される。だから、どんないやなこ
とがあっても、事態を前向きに、肯定的にとらえると、脳内には
体によいホルモンが出る。逆に、どんなに恵まれていても、怒
ったり憎んだり不愉快な気分でいると、体に良くないホルモン
が出てしまう。すべてをプラス発想でとらえ、いつも前向きに生
きていけば、健康で若さを保ちながら、病気とは無縁の幸せな
人生を過ごせる。人が生きるすべての営みを、良い方に持っ
ていくか、否かは、その人が脳内モルヒネをどれだけ出すかに
かかっているといっても過言ではない。


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